
企画(Planning)と計画(Plan)のちがい
企画を英語に訳すとPlanningになる。
それに対してPlanは計画と訳す。
企画=Planning、計画=Plan。
前者(Planning)は企画を練っているという状態(つまり、まだ、計画は確定していない状態)を表している。
後者(Plan)は計画が確定している状態だ。
このことから企画(Planning)とは、計画を決めるための作業であることが分かる。
このように企画と計画は似ているが全く異なるものだ。
※企画(Planning)と計画(Plan)のちがいに関しては、
「plan(名詞)/planning(名詞)の違い?」を参考にしています。
解決すべき問題(課題)は何か
計画を決めるための作業である企画は、
現状はどうなっているのか、解決すべき問題(課題)は何か、
いかに解決するか、という部分が重要なウエイトを占める。
特に、解決すべき問題(課題)は何か、という部分は、
企画を求めている人たち(クライアントであったり、ユーザーであったり)が
自分でも気付いていないというケースがある。
ジョブズのプレゼンテーション
例えば、アップルのCEOだった故スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション。
ジョブズはユーザーがまだ気がついていなかった潜在的なニーズ(欲求)を先取りし
商品化することができる天才的な人だった。
だから、彼がiPhoneやMacBook Airをプレゼンテーションすると
聴衆は「ああ!それが欲しかった!」と気がつかされたのだ。
企画にはこの気づきの部分がとても重要なのだ。
その企画には「なるほど」があるか?
クライアントに「なるほど!」と思わせる企画書は新しい気づきが盛り込まれている。
実は、解決すべき問題(課題)に気がついた時、企画の半分はできたも同然だ。
課題の設定が間違っていなければ、必ず正しい「対策」にたどり着くことができる。
もし、あなたが企画書を書いたら、その企画書に
解決すべき問題(解決)が明確に提示されているかチェックしてみよう。
すでに誰もが気付いている課題や提案済みの課題だったら、
もう一度企画を練り直してみよう。
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