
久しぶりに映画『ファーゴ』を観た
これは『ファーゴ』に関する記事である。
何回か、シリーズにして書いていく予定である。
『ファーゴ』は1996年に公開された、コーエン兄弟の映画だ。
翌年、主演女優賞を獲得したアカデミー賞作品である。
『ミラーズ・クロッシング』からのコーエン兄弟のファンだったので公開当時、劇場で観た。
「平凡だが妙なキャラクターたちによるオフビートな作品」という感想を持った記憶がある。
最近、その映画『ファーゴ』を久しぶりにamazonプライムビデオで視聴した。
そのきっかけはドラマ『ファーゴ』だ。
予想外に面白いドラマ『ファーゴ』
ドラマ『ファーゴ』の存在を知ったのは1年くらい前。
正直、「今さら20年くらい前の映画をドラマ化してどーすんだよ」と思った。
でも、これが思いのほか面白かった。
ドラマ『ファーゴ』を観た → 映画『ファーゴ』を観た
そして、もう一度、
ドラマ『ファーゴ』を観た → 映画『ファーゴ』を観た
という感じで、現在、ドラマと映画のループを2周したところだ。
僕のツボにはまってしまったのだと思うが、正直、何度見ても面白い。
スターチャンネルでドラマ最新作『ファーゴ2』が放映されているので、本当はそれを見たいのだが、僕はスターチャンネルと契約していないので『2』がamazonプライムビデオかネットフリックスに降りてくるまで待たなければならない。
降りてくるまでドラマ『1』と映画のループをもう2、3周してしまいそうだ。
そこで、ファーゴに関する記事を書いて少し気持ちを落ち着かせることにする。
『ファーゴ(fargo)』という人を喰ったタイトルの謎
物語はミネソタ州のミネアポリスの田舎町で主に展開される。
それに対してタイトルのファーゴはノースダコタ州にある州最大の都市だ。
『ファーゴ』というタイトルに関して監督本人や映画評論家などがコメントを残している。
曰く、「『ミネアポリス』というタイトルより『ファーゴ』の方が何か起こりそうな感じがするだろ」というものだ。
こういったコメントを読んでずっと隣接する街同士だと思っていた。
今回、地図で確認してみた。
そして発見した。
ファーゴとミネアポリスは200キロくらい離れているのだ。
アメリカ人にとって200キロは隣町になるのだろうか?
日本に置き換えると、東京と越後湯沢が200キロくらいになる。
越後湯沢を舞台にした殺人事件の映画を『TOKYO』というタイトルにするようなものである。
そう考えると『ファーゴ』というタイトルのつけ方からして「何か起こりそうなタイトルだけ
ど、そのタイトル変じゃね?」とツッコミを入れさせることが狙いだったのかも。
『ファーゴ』とはar(遠くへ)go(行く)と言う意味?
『ファーゴ』についてネット検索していて引っかかったのがいすゞの『ファーゴ』。
販売が開始されたのは映画『ファーゴ』が公開されるずっと前の1980年、生産が終了したのはドラマ版が始まるずっと前の2003年だった。
いすゞとノースダコタ州のファーゴと何か関係があるのかと思って調べてみた。
その答えがWikipediaに乗っていた。
ファーゴの名前の由来はfar(遠くへ)go(行く)と言う意味の造語である。
ヒョウタンからコマであるが、映画&ドラマの『ファーゴ』にも地名であると同時に「遠くへ行く」という意味が込められていたのかもしれない。
真偽はコーエン兄弟に聞かなければ分からないけれど。
ただ、映画もドラマもフツーの人がちょっとした弾みで道を踏み外し暴力の世界に転落していく姿を描いている。
坂道を転げ落ちるように主人公たちは平和だった日常からどんどん「遠くへ行く」のだ。
まとめ
タイトルだけでも楽しませてくれる『ファーゴ』。
『ファーゴ』に関しては思いついたことを時々描いていく予定。
単純に 田舎町 という意味だと聞いたことがありますよ。
普通に会話で使う言葉のようです。
MK様、コメントありがとうございます。
初耳でした。Fargo=田舎町という意味ならナルホドと思います。いろいろな解釈ができて想像を膨らませてくれる素敵なタイトルですね。