『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』池上彰さんと読売新聞の竹内政明さんの対談で贈る一冊

『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』池上彰さんと読売新聞の竹内政明さんの対談で贈る一冊

池上彰さんと読売新聞のコラムを担当する竹内政明さんが
個性的だが多くの人に読んでもらえる文章の書き方をテーマに語る

『書く力』と書こうとキーボードを叩いたら、「各地から」と誤変換されてしまいました。(5ページ)

という話を『書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)』で池上さんが書いている。

本当かな?と思って試してみたら、僕の場合「各ちから」だった。

簡単そうだが「書く力」と一発で変換できない、という話は本当だった。

メールやブログやLINEなどで、僕たちは毎日の生活の中で「書く」ことに多くの時間を割いている。

「書く」作業を当たり前のように毎日行っているが、「書く力」と一発変換するのが意外と難しいように、「書く」作業も思っている以上に奥が深いものだ。

『書く力』はテレビや新聞、書籍などで有名なジャーナリスト池上彰さんと、読売新聞のコラム「編集手帳」を担当する竹内政明さんが個性的だが多くの人に読んでもらえる文章の書き方をテーマにした対談をまとめた一冊だ。

ブログを書くときにもヒントになる『書く力』がいっぱい

『書く力』は文書をもっとうまく書くヒントを僕たちに教えてくれる。

例えば、

●まずはテーマを決める

起承転結のような構成の仕方に頭を悩ませる以前に、まずは「何を書くか」をはっきりさせるということですね。
(18ページ)

●身近な話題には魅力がある

読者は「自分の知らない話」を面白がるものですよね。実は、その書き手にとって「すごく身近な世界」というのは、新聞記事やテレビのニュースで報道されたりしませんから、読者にとっては「自分の知らない話」、つまり新鮮な情報になる。
(20ページ)

●書くべき内容が見つからない時

「何でもいいから書いてみる」ということをお勧めしたいですね。そのテーマが世間的に意義があるのかどうかも、まとまっているかどうかも、とりあえず置いておき、パソコンの電源を入れて、文字を置いてみる。(22ページ)

「●誰に読んでもらえるか」を意識する

文章の書き方や話し方には、「こういう風に書かなければいけない」(略)という正解があるわけではないんですよね。読者によって、あるべき姿が変わっている。だから、「これは誰に読んでもらうものなのか」を常に意識しながら書く、というのが、文章を書く基本になると思います。(93ページ)

いくつかを引用したが、これらはブログを書くときにも参考になる。

具体的な例をわかりやすく紹介しているので、書く力を高めたい人にオススメだ。

まとめ

竹内さんは書く力を高めるために名文を書き写す作業を日々行っているそうだ。

よく書き写す名文に井上靖氏の「海辺」という詩を紹介している。

高校生のグループが夜、浜辺で喧嘩するだけシーンを描いた詩だ。

初めて読んだ詩だけど、これがとても良い。

この詩を通して、いかに文章を削るかが大切か、わかった。

同時に、『書く力』を読んで文章を書くことが面白い作業だということを改めて気がつかされた。

 

 

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