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『シン・ゴジラ』は日本を揺るがす脅威と恐怖から誕生した

『シン・ゴジラ』は日本を揺るがす脅威と恐怖から誕生した

やっと『シン・ゴジラ』を見ました

 

劇場で見逃していました。

あんなに大ヒットして、日本アカデミー賞を受賞した『シン・ゴジラ』なのに。

iTunesでレンタルして鑑賞しました。

ゴジラの生みの親は日本を揺るがす脅威と恐怖

『シン・ゴジラ』を見てすぐに思ったのは、

東日本大震災がなければ、この作品は生まれてこなかった・・・・

あるいは、

生まれたとしても、もっと別のストーリーになっていただろう・・という感慨でした。

突然、想定外の脅威が海から日本を急襲する・・・

『シン・ゴジラ』では怪獣ですが、2011年の現実では津波でした。

また、放射能を撒き散らすゴジラに対して

「・・・マイクロシーベルトです」というセリフがあったり、

ゴジラの移動したあとの放射線濃度を示すマップが表示されるなど、

2011年にテレビで何度も耳にしたり目にした光景を思い出しました。

これはゴジラ映画としては正しい設定だと思います。

1950年代に作られた元祖・初代ゴジラは、

核実験の被害にあった第五福竜丸事件の恐怖から生まれた作品です。

初代『ゴジラ』は原爆に対する人類の愚かさを告発する映画でもあったのです。

それに対して『シン・ゴジラ』は東日本大震災という自然の驚異と、

二次的に発生した放射能の恐怖に対して日本人がどう立ち向かうかを描いた作品です。

現実世界で起こった日本人に対する脅威と恐怖が

常に新しいゴジラを生み続けるのでしょう。

欠点は多いが、多くの人たちに愛される映画

『シン・ゴジラ』を評価すると

戦闘シーンは◎

ストーリーは◯

演出は?

という感じです。

これは国内外の記事やユーザーコメントを見ても同じようなものです。

重要な説明をするときに、いちいち登場人物の顔がクローズアップされるのは鬱陶しかった。
特に、全然演技ができない俳優の時は、観客はクソみたいな窮屈な独白の画面に閉じ込められるみたいな感じがする。

今までで最悪のゴジラだと断言する。2時間の映画なのに、3時間くらい(に感じたのか?)は、登場人物たちが、同じことを繰り返し繰り返し話すという場面で構成されている。エンディングもひどい。日本の映画製作業界って気の毒だな・・・。

と言った演出に関する手厳しいコメントが目につきます。

しかし、

驚くほど独創的な1バージョンが生み出されていて、光線を吐く新しいやり方は、ショッキングで印象的だ。

今までのどのゴジラ映画でも見れなかったような真にスペクタクルな破壊シーンが見られる。それは、2014年の何百万ドルもの予算がつぎ込まれたゴジラでも見れなかったようなものだ。
(以上コメントはhttp://tyoiniji.hateblo.jp/entry/shin_godzilla_kaigai_hannouより引用)

などの戦闘シーンにおける評価はかなり高いものです。

つまり、映画として演出面にかなり課題を残す作品

(別の言い方をすると、好き嫌いが大きく分かれる演出の仕方をした作品)

であるにもかかわらず、

なんどもリピートしたくなる作品として大ヒットし、海外で高い評価を得たことに注目すべきでしょう。

多分、それは、フツーの怪獣映画ではなく、正当な「ゴジラ」映画を作ろうと取り組んだ

スタッフ&キャストの愛と情熱が伝わったのでしょう。

『シン・ゴジラ』は欠点の多い映画ですがたくさんの人に愛される映画です。

まとめ

ネイティブの人から見ると発音がイマイチらしいけど、

石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースンは良かったと思います。

あと、高橋一生が演じた安田 龍彦、

アカデミー賞を受賞した市川実日子が演じる尾頭 ヒロミ、

松尾諭が演じる泉 修一など、

出演者多数でキャラクター色が出しづらい中、

ストーリーのアクセントなる人物をうまく演じていました。

演出面の好き嫌いは分かれますが『シン・ゴジラ』はクオリティの高い作品です。

初見の人も、劇場で見た人もレンタルやオンデマンドで楽しみましょう。

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