試し読みせずに買えるか!『東の果て、夜へ』ビル・ビバリー/ハヤカワ・ミステリ文庫

試し読みせずに買えるか!『東の果て、夜へ』ビル・ビバリー/ハヤカワ・ミステリ文庫

結論から言うと『東の果て、夜へ』は「買い」です。

おっと、その前に、「試し読みせずに買えるか!」のルールを説明しておきましょう。

試し読みとはamazonのkindle版のサービス「無料サンプル送信」を使った読書のこと。

お好みの書籍の無料サンプルボタンを押すと、指定したパソコン、タブレット、スマホに書籍の冒頭数十ページ分が送信され試し読みができます。

(kindleアプリをパソコン、タブレット、スマホにダウンロードしておく必要があります)

この無料サンプル送信でダウンロードした書籍の冒頭を読んで書評をすると言うのが「試し読みせずに買えるか!」です。

書籍の冒頭だけ読んで書評するなんてケシカラン!とお怒りになる方もいるかもしれません。

でも、「無料サンプル送信」でその本を購入するか、しないか決めている人は多いと思います。(僕もその一人です)

そう言う同じ志の人たちに試し読み情報を提供することで少しはお役に立てるのではないかと考えました。

また、試し読みならではの「読書スタイル」があってもいいのではないでしょうか?

冒頭を読んだだけでその書籍と自分の相性を測ったり、冒頭以降のストーリー展開を勝手に想像してワクワクしたり。

そう言う読み方のおかげで僕はそれまで無縁だった作家の本を読む機会が増えました。

だから、「無料サンプル送信」を使った試し読み能力をどんどん高めていきたいと思っています。

では、「試し読み書評」第一弾『東の果て、夜へ』をスタートしましょう!

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『東の果て、夜へ』との偶然の出会いはYahoo!ニュース

実は、試し読み以前、『東の果て、夜へ』のことなんて全く気に留めてませんでした。

そもそも、作者ビル・ビバリーのビの字も知らなかったのです。

そんな状況だったのに偶然の出会いはYahoo!アプリで暇を潰していた時におきました。

Yahoo!ニュースに以下の記事が掲載されていたのです。

その記事に書かれた次の文章が気になりました。

説明せず、理解させる文章が非常に心地よい。

僕は小説を評価する基準の一つに「説明的か」「説明的でないか」があります。

もちろん、前者が「買い」です。

この記事を読んだことがきっかけになり、ノーマークだった『東の果て、夜へ』が気になりました。

早速、amazonで検索してチェックです。

すると、『東の果て、夜へ』のページにある商品の説明>内容紹介に、こんなことが書いてありました。

組織の命を受け、少年たちは数千キロの旅に出る。人を殺すために……。昨年英語圏で最高の評価を受けたロードノベルにしてクライムノベルの傑作。英国推理作家協会賞ゴールドダガーほか三冠達成!

この内容紹介を読んだら、期待度はマックスです!

すぐ、試し読み〜!という状態になりました。

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いよいよ、『東の果て、夜へ』の「サンプル送信」へ。

『東の果て、夜へ』のサンプルをダウンロードすると、紙の文庫に例えるとそこそこのページ数がありました。

Mac版Kindleで位置No.が556あります。

箱庭がすべてだった。少年たちはそこしか知らなかった。

箱庭には「ザ・ボクシズ」と言うルビが振られています。

これがこの小説の出だしの一行です。

冒頭から「説明せず、理解させる文章」が炸裂。

文字を読んでいるのではなく、映像を見ているような錯覚でストーリーに身を委ねることになります。

冒頭から火事、警察に吸収される麻薬密売所、銃撃戦、死、そして、危険なミッションへ・・

と言うように一瞬も目を離せない(つまり、一気に読んでしまう)テンションMAXな状態が続きます。

特に、この危険なミッション!

15歳の少年が、生まれ育った(そこしか知らない)箱庭を出て、ある人物を殺すために旅に出ることになるのです。

「イースト(←主人公の少年の名前)、どうなるんだよ!」とページをめくって(Kindleの画面を指でスライドさせて)叫んだところで試し読み終了!

これは読まずにはいられない「買い」の一冊です。

まとめ

『東の果て、夜へ』の原題は『Dodgers』。

意味は「ひらりと身をかわす人」「ごまかしのうまい人」「ペテン師」と言う意味です。

著者ビル・ビバリーは詩の編集者を長く続けていたようです。

初の小説が『東の果て、夜へ』。

それでいきなり英国推理作家協会ゴールドダガー賞を受賞したのだからすごい!

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