
D・フィンチャー監督・Netflix『マインドハンター』全話視聴完了!
先日、『マインドハンター』を見始めた時に以下の記事を書きました。
昨夜、全10話を視聴完了!
最初から最後まで1秒も飽きさせることのないテンションとクオリティの高い作品でした。
『マインドハンター』の冒頭に登場する謎の男は誰だ?
『マインドハンター』を見た人ならわかると思いますが、の冒頭にメガネとヒゲの謎の男がチラっと登場します。
別に犯罪を犯しているわけではなく誰だかわからない謎の男の日常が数十秒ほど描かれます。
このパターンがエピソードの冒頭に何度も登場するのですが、いつまで経っても男は本編のストーリーに絡んできません。
いつ、この男が本編に絡んでくるのだろう?と思っているうちに『マインドハンター』全10話は完了します。
しかも、10話のラストで意味ありげにちらりと登場して、ジ・エンドになります。
誰?この人?という宙ぶらりんの気持ちで『マインドハンター』は終了します。
男の正体は「BTK焼殺魔」!?
調べてみると、この謎の男はデニス・リーダーというシリアルキラーのようです。
IMDBに書いてった情報を頼りに調べて見ました。
Bind 縛る Torture 拷問する Killer 殺人者 の略。自らBTK絞殺魔(初めはsearch&destroyer)と名乗り 地元TVに小包みや手紙を送りつけた。
https://matome.naver.jp/odai/2136624694208807701
BTK絞殺魔は1970年代に犯行を犯し、2005年に逮捕されています。
このBTK焼殺魔と思われる男がエピソードにチラチラ登場するということは、『マインドハンター』シリースはまだまだ続くと思われます。
『マインドハンター』は2017年、最高に面白いドラマの1つ!
『羊たちの沈黙』『クリミナルマインド』など、FBIの犯罪行動科とプロファイリングは映画やドラマでおなじみです。
『マインドハンター」はそのプロファイリングがいかにして確立されたかを描くサスペンスドラマです。
主人公のフォードとテンチは、従来の犯罪動機では説明のつかない殺人事件が増加していることに着目します。
その謎を解明するために、収監中の連続殺人犯にインタビューを申し込み、彼らの話から新しいタイプの殺人鬼の分析を行います。
この地道な活動が、紆余曲折を経てプロファイリングへと確立されていきます。
ドラマの後半、サスペンス映画などでよく使われる「シリアル・キラー」という言葉が誕生するシーンも描かれます。
派手なアクションはなく、基本、会話をベースにしたドラマです。
時々登場する犯行現場の写真は残虐で、インタビューされるシリアルキラーたちは通常のドラマでは見ることのできない「深い闇」を見せてくれます。
フォードがその「深い闇」に危険なほど接近する様子 にハラハラします。
『セブン』『ファイトクラブ』『ゾディアック』のデヴィッド・フィンチャー監督の作品だけあり、完成度は高く、(暴力的な描写や話が苦手な人にはすすめませんが)クオリティの高いドラマです。
まとめ
年に数本、これは面白い!というドラマがあります。
『マインドハンター』はそんな1本です。
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